理事長鶴岡 近況報告
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未来へつなげる 支援と保障
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むらさき(2024年12月)
理事長鶴岡の近況報告(1) 副理事長 宮尾正基
2018-02-10
今後の支援のために、敢えて、生々しく報告します!!これは、たいとうの医療介助体制の構築経緯にもなりますので、しばらくは毎月経過を掲載します!
2月10日(土)の早朝、鶴岡理事長が救急搬送された。
自発呼吸が出来なくなった為、駆けつけた訪問看護師と当法人女性COOとの見解によりやむを得ず…。兆候はこれといって明確には無かった。今思えば…とするならば、無くはなかったのかも知れないが…。
自発呼吸が出来なくなった為、駆けつけた訪問看護師と当法人女性COOとの見解によりやむを得ず…。兆候はこれといって明確には無かった。今思えば…とするならば、無くはなかったのかも知れないが…。
入院は、千駄木にある日本医科大学付属病院(日医大)へ。
当初は早期の退院と予測し、周囲への周知は控えていた。医師の見立てもそうであったから。
しかし、なかなか退院日があがってこない。
不安がよぎる…。鶴岡さんの容態は勿論のこと、介助の方々はどうするのか?とか、いろいろ…。
1週間過ぎた位に、ようやく病院から“責任者宛”に連絡があった。
「親族の方と団体“責任者”と話をしたい」「これまでの治療経緯と今後の方針を話したい」と。
再び不安がよぎる…。
当初は早期の退院と予測し、周囲への周知は控えていた。医師の見立てもそうであったから。
しかし、なかなか退院日があがってこない。
不安がよぎる…。鶴岡さんの容態は勿論のこと、介助の方々はどうするのか?とか、いろいろ…。
1週間過ぎた位に、ようやく病院から“責任者宛”に連絡があった。
「親族の方と団体“責任者”と話をしたい」「これまでの治療経緯と今後の方針を話したい」と。
再び不安がよぎる…。
2月21日(水)
日医大、高度救命医療室、鶴岡さん病床脇にて。
ベット上の鶴岡さんは、口から呼吸器を入れられ鼻から栄養を補給、という痛々しい姿…。
しかしながら思ったよりも元気そうで、平昌オリンピックを見ていた(羽生君の大ファン!)。
弟さんと久し振りに会う。挨拶に続き、いろいろな話をする。
しばらくして、主治医が来て、その場ですぐに話が始まる。
日医大、高度救命医療室、鶴岡さん病床脇にて。
ベット上の鶴岡さんは、口から呼吸器を入れられ鼻から栄養を補給、という痛々しい姿…。
しかしながら思ったよりも元気そうで、平昌オリンピックを見ていた(羽生君の大ファン!)。
弟さんと久し振りに会う。挨拶に続き、いろいろな話をする。
しばらくして、主治医が来て、その場ですぐに話が始まる。
主治医「当初の診断は“肺炎”であった。現在、肺炎の症状はだいぶ治まってはきているが、なかなか自発呼吸が回復しない。我々の見解では、自発呼吸の為の筋力が著しく衰えていると改めて診断。これは、元々の障害である脳性麻痺が影響し、今まで蓄積されてきたものだと思われる。おそらくもう筋力の“回復”はのぞめない。加えて、口から呼吸器を入れている現状は、口から菌が入り易く極めて危険な状況である。しかしながら、口から呼吸器を外してしまうと、自発呼吸が再び出来なくなり緊急搬送時と同じ状況にも成り得る。医師の立場としては“気管切開”を勧めたい…。そうでない場合はこれ以上の治療は難しい。何れにせよこの状況を長く続けるのは良くはないので、出来ればこの場で手術の是非を決めて欲しい…」
弟さん「姉の意思はどうなんでしょう? そんな状況になってまでも生きたいと思うのだろうか? 家族としては、これ以上周囲に手がかかる状態になる事を“はい”とはとても云えない。こんなこと聞くのは変なのかもしれないけど、宮尾さんはどう考えますか?」
宮 尾「お気持ちは分かります。もしも自分にその答えを委ねられのであれば、即答します。 生き続けて欲しいです。まだまだ。気管切開しても地域で生きている方は沢山います。自分も実際にそういった方への在宅介助に入っていた経験もあります。それに、我々の感覚では、今や気管切開は延命レベルだとは思っていません。全然暮らせますし、我々が支えます。確かに、今まで以上に難しい介助になりますから、もしもの事が絶対無いとは確約は出来ませんが、全力で支援します。」